超音波診断機器を使って胎児の心疾患を検査するには高度な技術が必要です。なぜなら、胎児の心拍は速いし、例えば妊娠20週では心臓は1センチ四方と非常に小さいからです。記事にある新技術では心室中隔欠損などの先天性疾患の診断に有望と紹介されています。
既に久しくなりますが、かつて白黒の画像だけだった超音波診断にカラードップラーの技術がもたらされ、検査の領域と精度が各段に向上することがありました。メーカー技術者だけではなく診断に携わった医者や検査技師の方々の臨床応用への努力の成果でした。今回のAIがカラードップラー画像を学習しているのかは分りませんが、AIはまだ2〜3年の学習が必要とのことです。
今日の新しい技術の可能性を考えると、私達はいつもそのような変化に準備しておきたいですね。メディスコアでは超音波検査の基礎やアップデートの為のセミナーを開催しています。次回は来る9月15日です。詳細、お申込みはホームページのセミナーカタログをご参照下さい。(記事出典:朝日新聞デジタル8月7日版)
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